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2025.08.13 ブログ

アキレス腱痛でお悩みの方へ〜後編〜

2  治療とリハビリ

治療にあたってくださった先生によると、

①アキレス腱が腫れて硬くなってしまっている。

②腓腹筋が使えていなく、ヒラメ筋が主に使われていることで、アキレス腱が伸ばされ、負荷がかかっている。

ということでした。




先生の説明を私が理解したなりに噛み砕いて説明すると、

本来は腓腹筋が収縮・伸長する際に、腓腹筋に伴ってアキレス腱が上下するのが通常で、アキレス腱が引き伸ばされることはない。しかし私の場合は腓腹筋がうまく使えていない(収縮・伸長できていない)ためヒラメ筋主導になりアキレス腱が伸ばされてしまっている。そのためアキレス腱やヒラメ筋に負担がかかっているとのこと。




そこで、私が行なった治療は、

①ふくらはぎの受傷したポイントに超音波をかける。5分間。

②ふくらはぎ及び踵に電極パットをつけ、電気をかける。同時に受傷箇所をアイシング。20分間。




①、②を週1から2回行い、痛みが引くまで計10回、約8週間通いました。




リハビリは、

①治療②の際、椅子に座り、半円ハーフカットのストレッチポールの平な部分に両足を乗せ、乗せたまま足関節(足首)を背屈、底屈させる。大きくゆっくり稼働させる。20分間。これは自宅でもほぼ毎日行なう。

②リハビリ①によって腓腹筋が発達して来たら、片脚カーフレイズを行う。3秒間踵を上げ、3秒経ったら踵を下げる。これを左右10回ずつ繰り返し、10セット行う。



リハビリ①に関しては、続けていくと徐々にヒラメ筋が張らなくなり、腓腹筋が大きくなってきます(筋肉がついてくる)。腓腹筋が大きくなったためか、ヒラメ筋が小さくなったように見えました。大体1か月ほどで、そう感じるようになります。

リハビリ②に関しては、受傷後10日目から開始しました。(これは先生がアキレス腱の状態が良くなってきていると判断いただいた上での開始となりました。人によっては開始までもう少しかかる場合もあると思います。)最初は少しアキレス腱まわりが突っ張るような感覚がありますが、徐々に慣れて来ます。




走りへの移行に関しては、

①10日目まではウォーキング、ジョギング、補強やウェイトトレーニングに至るまで、まったくせず、とにかく体を休めていました。

②10日目から片脚カーフレイズを開始。

③3週目以降、軽いウォーキング、ジョギングを開始。

④4週目から、100mの流しを開始。徐々に距離を伸ばし、300m×1, 500m×1の流しを開始。

⑤5週目から、ランニングシューズで8〜9割のスピードで30〜500mの距離を走る。

⑥6週目で、スパイクを履き、徐々にスピードを上げていく。

⑦7週目には、脚の痛みはほぼ無く、通常練習に入る。

※②以降は、トレーニング後必ず患部をアイシングしていました。




これが走れるようになるまでの経緯です。

そして受傷から12週後、シーズン初戦を100mで迎えることができました。




簡潔にいうと、私の場合は…



「腓腹筋を鍛える」



ことでアキレス腱痛を克服することができました。




8月12日現在で、受傷からおよそ4ヶ月経ち、試合も2試合こなしましたが、怪我は無く走れています。

勿論、強度の高い練習をすれば、アキレス腱付着部の踵周辺に一時的に痛みが出ることもありますが、慢性的なものでありませんし、練習や試合に影響があるものではありませんでした。



冒頭でも申し上げましたが、これはあくまでも私個人の経験に基づくもので、誰しもに当てはまるものではないかもしれません。

しかし私がこの方法で怪我を克服し、再び全力で走れるようになったことは事実です。今回ご紹介した私の経験が、同じ怪我に苦しむ方々の一助になればと思います。



選手にとって、時に怪我は生きがいや希望を奪うものです。それまでやってきた血の滲むようなトレーニングが全て無駄になったような感覚に陥り、新たに一歩踏み出すことを躊躇させることもあります。学生時代、大怪我を負った私は、まさにそんな心境でした。

それに比べ、今回は短い怪我の期間ではありましたが、アキレス腱という選手にとっては致命的な箇所でもあり、「もう走れないかな」という思いが頭をかすめたりもしました。

そんな思いを抱える選手が前を向けるように私は応援しています。

より詳細に話しを聞きたいという方はホームページに問い合わせ、もしくはInstagramにDMを送ってください。

長文にお付き合い頂きありがとうございました。

パーソナルトレーニングジム body smile

二瓶秀和

問屋本店 福井県福井市問屋町2-8 2F