姿勢を良くする

当店に利用されるお客様に、トレーニング を始めるに際し、目標を３つ挙げてもらっている。

その中でよく挙げられる目標の一つに姿勢を良くしたいというものがある。

お客様に姿勢を良くするとは具体的にどのようにと伺うと、「背すじを真っ直ぐにしたい」という答えが返ってくる。それに加えて、背骨が曲がっていて…、猫背で…、ストレートネックで…、と言った言葉も。

要するに、背骨に関わるワードが多く、背骨の曲がりをなんとかできれば姿勢は良くなると考えている方が多い。

実際、背骨がまっすぐになれば姿勢はよくなるのだろうか？

姿勢を良くする要素は大きくみて３つある。

一つは、この背骨。背骨はもともとS字に湾曲しているが、胸椎部分の後弯が大きすぎるといわゆる猫背になる。背骨は真っ直ぐにはならないが、限りなくストレートに近い方が姿勢はよくなる。そのためには背骨の柔軟性が必要になる。

二つ目は骨盤の傾き。骨盤が前傾しすぎるといわゆる反り腰になる。後傾しすぎると丸腰になる。その間の中立位で維持することで反り腰や丸腰を防ぎ、過度な背骨への圧も軽減できる。

三つ目は腹圧。腹部の内圧を高めることで体幹が安定し姿勢を正すことができる。このためには腹部インナーマッスルを使えるようにしなければいけない。

姿勢良く保つためにはこれらの要素が必要だが、長い年月をかけて出来上がった猫背や反り腰は簡単には直らない。また腹圧もしっかりトレーニング しないと意識するのは難しい。

背骨の柔軟性には、

ゆりかごトレーニング 。

骨盤の中立位には、

ペルビックチルト。

腹圧には、

ドローイング、ブレーシング、プランク。

当ジムでは、これを日課にしてもらっている。

姿勢が良くなると、体幹が固まり、関節がしっかり動くのでトレーニング効率が良くなる。また怪我の予防にもなるので、トレーニング が停滞しない。何より見た目がカッコいい。

背筋を伸ばせばいいと言う簡単なものではないが、トレーニング をする上では良い目標なのである。

パーソナルトレーニングジム　body smile

二瓶秀和

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